不要になった印鑑の処分、実印の供養をする為、
毎年9月下旬頃に京都の下鴨神社にて、役目を終えた印鑑を供養する祈願祭があります。
2016年 京都 印章祈願祭 レポート
10月1日は「印章の日」です。
西野オンライン工房がある、ここ京都では毎年、世界文化遺産・下鴨神社にある
「印納社(いんのうのやしろ・いんのうしゃ)」にて、
京都府印章業協同組合が主催する「印章祈願祭」が開催されます。
長年の務めを終えた古い印鑑たちをご祈祷後、
奉納する大切な神事です。
西野オンライン工房でも、毎年この祭事に参加し、
お客様よりお預かりした古印章(ふるいんしょう/こいんしょう)を
奉納してまいりました。
例年通り参加させていただいた2016年度の印章祈願祭を
レポートします!。
今年は例年に比べ、たくさんの古印章を
お預かり致しました。
祈願祭についてのお問い合わせも多数頂き、
少しずつ組合の活動や祈願祭のことが浸透していっているように感じます。
祈願祭当日は、一般の方からの古印章受付も無料で行っておりますので、お近くにお住まいの方はぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
午後14時頃
ご祈祷には、まだ少し時間があったので、
お抹茶と和菓子を頂きました。
例年、古印章をお納め頂いた方には、先着順でお抹茶セット券も無料配布されておりますので、京都の風情を味わえるひと時をお過ごし下さい。
午後15時頃
印章祈願祭もう一つのメインイベント、
「十二単衣と王朝の舞」が始まりました!
境内にある舞台にて、十二単の着付けから始まり、
雅楽の音色に合わせて平安王朝の舞が披露されます。
着付けの際には、着物一枚ごとの呼び方や十二単の
歴史、由来などの丁寧な解説が付いており、
雅楽の演奏と共に、華麗な十二単の舞が始まると、
まるで平安王朝の雅な香りを体感しているような雰囲気が味わえます。
目と耳で楽しめるイベントとなっておりますので、
祈願祭にお越しの際は、こちらもぜひご覧ください!
午後15時半頃
「印納社(いんのうのやしろ)」にて
祈願祭が始まりました。
境内の中でも特に緑豊かな木々が立ち並ぶ場所にお社はあり、鳥のさえずりが鳴り響く中、
先ほどご祈祷がされた古印章のご供養が行われます。
より一層身を引き締め、式典を見守る私達の周りには
祈願祭を一目見ようと、多くの参拝者さん達も
いらっしゃいましたが、しんと静まり返った
厳粛な雰囲気の中、つつがなく式典は進み、
古印章のご供養を終え、無事祈願祭は終わりを迎えました。