中華は強火で早く、印鑑は弱火でじっくり|3日納期の不思議と手書き文字印鑑の話

12月15日は「中華の日」

12月15日は「中華の日」。
中華料理を全国に広めることを目的に制定された記念日です。

中華は早い。うまい。安いが正義。
注文したら、すぐ出てくる。
あのスピード感は、正直ありがたいものです。

でも――
印鑑まで同じ感覚は、さすがにやりすぎだと感じています。

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この時期、ハンコ屋は繁忙期に入ります。
成人、就職、結婚など、人生の節目が重なる季節です。

それでも変わらず
「3日納期」を掲げているお店を見かけることがあります。

名前の個性よりも、
効率が優先されているように感じてしまう場面も少なくありません。

当店では、
お客様に心から満足していただける
良い手書き文字印鑑をお届けしたいと考えています。

そのため、
繁忙期の2月には、納期が1ヶ月待ちになることもあります。
品質を落とさず、作れる数を増やさないからです。

注文が増えても変わらず3日納期。
それでいて「手書き印鑑」として普通に成立している。
その状況を、少し不思議に感じています。

中華は強火で早く。
一生モノの印鑑は、弱火でじっくり。

名前を預かる道具だからこそ、
時間をかける価値があると、私たちは考えています。

西野オンライン工房
https://e-nisino.com/

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