健康診断で気づいた「中身を見る大切さ」。印鑑選びも同じでした

健康診断の日に気づいたこと。

“中身を見る力”は、印鑑選びにも通じていた。

朝から少し胸がざわついていました。
今日は健康診断。
毎年受けているはずなのに、結果が出る瞬間だけはいつも静かに緊張します。

胃カメラを終え、先生の問診の結果がモニターに並びました。
異常なし。
30キロ落とした体でも、やっぱり結果を見るまでは不安でした。
その瞬間、ふっと肩の力が抜けたのを覚えています。

「代表として、そして京印章制作士として、
自分の体を守ることも仕事の一つなんだな。」

そんな想いが胸に浮かびました。

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健康診断は“外から見えないもの”を確かめる時間だった

診断が終わって帰る道、
私はこんなことを考えていました。

健康診断の本質は「中身を見ること」です。
どれだけ元気に見えていても、
体の内側で何が起きているかは、
外側の見た目だけではわかりません。

そして、その気づきは
私が向き合ってきた 印鑑の世界と深く重なっている と感じました。


印鑑も、見た目だけでは「本物」はわからない

最近は、ネットサイトでどれも“良さそうな印鑑”が並んでいます。
写真もきれい。価格も手頃。納期も早い。

でも──。
中身をよく見てみると、

  • 実はフォント印影を並べただけ

  • なんちゃって手書き文字で作られている

  • 書き手の存在が不明

そんなケースが少なくありません。

印鑑は、見た目だけでは判断できない世界です。
本物の手書きか、フォントなのか。
その違いは、名前に宿る力と印影の生命力に
決定的な差を生みます。

これは、
“外側ではわからない大切なものを見極める力”
が必要だという点で、健康診断にとてもよく似ています。


京印章制作士として「中身で勝負する印鑑」を作り続けたい

手書きの線一本で印影の意味が変わる仕事。
三人の弟子はおりますが、まだまだ私自身の手で彫らないといけない理由はここにあります。

名前は人生とともに歩むもの。
成人の門出、銀行印、実印、仕事の契約、家族の節目。
そのひとつひとつに、書き手の技と責任が求められる。

だから私は、
中身のある手書き印鑑 にこだわり続けています。


中身を見る大切さを、印鑑選びにも

健康診断を終えた今、
私は診断書が届くのを静かに待っています。

その時間はまるで、
お客様が印鑑の仕上がりを待ってくださる時間と
どこか重なって見えました。

「見た目だけで判断せず、中身を見る」
その大切さを、改めて深く感じた一日でした。


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京印章制作士が一つずつ手書きし、
責任をもって仕上げる印鑑をお届けしています。

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