不要になった印鑑の処分、実印の供養をする為、
毎年9月下旬頃に京都の下鴨神社にて、役目を終えた印鑑を供養する祈願祭があります。
10月1日は「印章の日」です。
西野オンライン工房がある、ここ京都では毎年、
世界文化遺産・下鴨神社にある「印納社(いんのうのやしろ)」にて、
京都府印章業協同組合が主催する「印章祈願祭」が開催されます。
長年の務めを終えた古い印鑑たちをご祈祷後、奉納する神事です。
西野オンライン工房でも、毎年この祭事に参加し、お客様よりお預かりした古印章たちを
奉納してまいりました。
例年通り参加させていただいた2015年度の印章祈願祭をレポートします!
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2015年9月27日(日)
徐々に秋の気配が近づく京都。
世界文化遺産「下鴨神社」にて行われた
「印章祈願祭」に今年も行ってまいりました。
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午後12時前
契約の神、印鑑・はんこの神様としても
印章業界で有名な下鴨神社に到着。
これから
皆様よりお預かりした
大切な印章(印鑑)を店長 井ノ口が
責任を持って奉納してまいります!
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まずは皆様の印章をお渡しする前に・・・
神社にある手水舎(ちょうずや)で手を清めます。
これで準備はバッチリです。
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午後12時過ぎ 受付に到着
お預かりした大切な古印章たちに、
感謝と労いの気持ちを持ってご奉納。
皆様のご多幸と益々の発展も
お祈り致しました。
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祈願祭が執り行われる「印納社」前。
着々と準備が進められていますが、
まだ祭事まで時間があるようなので、
少し境内を散策することにしました。
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祈願祭では毎年恒例となっている
十二単による「王朝の舞」が始まりました。
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華やかで美しい着物の舞を、しばし堪能。
一般の方でも気軽に拝観できますので、
一見の価値ありです。
午後12時半頃
毎年祈願祭の日は
印章関連以外のイベントも催されてます。
今年は鯖寿司店や和菓子店など、
京都の有名なお店のブースが出ていました。
昨年度は手作り市が催されたりと、
見所がいっぱいあって楽しめます。
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ここでちょっとご紹介スペース。
なんと印鑑ケースのお守りがあるんです!
はんこの神様を祀っている神社ならではですね。
銀行印や認印を入れておくのにちょうど良いサイズです♪
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印章ブースにて発見。
「特選京印章 京の璽(しるし)」という印鑑です。
京都府の印章組合に所属する、
高い技術を持った彫刻司(ちょうこくし)たちが手がける世界にひとつの印鑑です。
印鑑ケースも京・西陣織の金襴(きんらん)を使用しています。
京都が世界に誇れる技術を集めた
とても特別な印鑑です!
午後1時頃
「印納社(いんのうのやしろ)」にて
印章祈願祭が始まりました。
厳かな空気に包まれる中、
奉納した古印章のご祈祷が行われます。
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笙(しょう)や龍笛などの音色が響く中、
皆様からお預かりした古印章たちも、
その役目を終え、粛々とご供養されました。
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午後1時半頃
祈願祭は無事終了です!
わたくし自身も身が引き締まり、
清清しい気持ちで大切な祭事をひとつ終えました。
そしてまた、より一層皆様に
お喜びいただける印鑑を作っていこうと
決意を新たにしました。
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午後2時頃
最後の休憩に立ち寄った境内にあるお団子屋さんで、みたらし団子を頂きました。
甘党の間では(?)有名なお話かもしれませんが、
実は下鴨神社はみたらし団子発祥の地なんです!
なんでも神社で行われる『御手洗(みたらし)祭』が語源だとか。