
クリスマス気分で選ぶと、失敗する買い物がある。
12月25日はクリスマス。
街はイルミネーションに包まれ、
プレゼントやセールの話題であふれています。
けれど、
ハンコ屋にとってこの時期は、
正直それどころではありません。
年末が近づくと、
印鑑の注文は一気に増えます。
就職、独立、契約、年内の手続き。
「今年のうちに必要で」と言われることが
この時期は本当に多いのです。

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この時期に増える「都合のいい言葉」
注文が集中する時期になると、
よく目にする言葉があります。
「早くて、安くて、高品質」
もちろん、
そうであれば嬉しいに決まっています。
でも、
印鑑づくりの現場にいる人間からすると、
その言葉にはどうしても違和感があります。
時間は、品質に直結する
印鑑は、
名前を預かる道具です。
文字を書く時間、
バランスを見る時間、
彫りを進め、仕上げる時間。
どれか一つでも急げば、
必ずどこかに無理が出ます。
常識的に考えれば、
時間は品質に直結します。
それでも
「納期が変わらない」という印鑑がある。
それ自体が、
少し不思議な話だと思うのです。
納期が伸びるのは、手を抜かない証拠
当店では、
繁忙期になると納期が伸びます。
それは、
仕事が遅いからでも、
要領が悪いからでもありません。
いつもの品質を守るために、
同じ手順を省かないからです。
急げば作れる印鑑もあります。
でも、
それが「長く使える一本」かどうかは、
また別の話です。
クリスマスだからこそ、冷静に
クリスマス気分で選ぶと、
失敗する買い物がある。
印鑑も、
その一つかもしれません。
派手さやスピードよりも、
静かに、きちんと作られた一本。
それが、
あとで「これでよかった」と思える
印鑑だと、私たちは考えています。
年末のあわただしい時期だからこそ、
少しだけ立ち止まって考えてみてください。
ハンコのサンタさんより
西野オンライン工房

京の印影作家で京印章制作士の井ノ口清一です。
印鑑やハンコのことについて役立つ情報を配信しています。
よろしくお願いします。















