🧻 11月10日は『トイレの日』。 変わった記念日ですが、毎日の暮らしに深く関わっています。
- 2025/11/10
- 印鑑コラム

🧻 11月10日は『トイレの日』。
ちょっと変わった記念日ですが、実は毎日の暮らしに深く関わっています。
キレイなトイレって、入るだけでホッとしますよね。
照明が明るくて、床がサラッとしてて、ふわっと香りが漂っている。
「あ、ここ気持ちいい場所やな」って瞬間に、心が少しほぐれる。
たぶん誰もがそんな経験、一度はあると思います。
でも――
印鑑の世界にくると、急に“キレイすぎ問題”が出てくるんです。
最近はフォントで作った無機質な印影が増えていて、
どれもこれも整いすぎている。
むしろ“無臭すぎて味気ない”。
極端に言えば、トイレの芳香剤のほうがまだ存在感あるやんとさえ思うとき、あります。
もちろんフォントが悪いわけじゃありません。
でも、人の名前って人生そのもの。
「その人だけの形」があっていいはずなのに、
公共トイレみたいに“どこも同じ仕様”じゃ、あまりにも寂しい。
印鑑は、本来もっと“体温”のあるものなんです。
たとえば、名前の一画だけ少し長く伸ばしたり、
止めを強くして芯の強さを出したり、
あえて揺らぎを残して温かみを演出したり。
こういう“味わい”は、フォントでは絶対に出ません。
手書きの印鑑に触れた人は、よくこう言います。
「なんか、不思議と気持ちが入る気がしますね」と。
それは、職人が一本一本に“人の物語”を感じているから。
名前を書くとき、彫るとき、
「この人のこれからの人生に寄り添える印鑑になりますように」
そんな気持ちで仕上げるから、印影に息づくんです。
だからこそ言いたい。
ハンコまで公共トイレみたいな均一仕様にしなくてもいい。
あなたらしい形を、あなたらしい印影を選んでほしい。
味わい深い印鑑を求めるなら、
一つひとつ筆で手書きし、仕上げの彫りまで行う
西野オンライン工房にぜひお任せください。
印鑑は“押す一瞬”で終わるものじゃない。
その瞬間に込めた想いが、未来ずっと刻まれ続けます。
あなたの名前と人生に、
ちゃんと“香り”のある一本を。

京の印影作家で京印章制作士の井ノ口清一です。
印鑑やハンコのことについて役立つ情報を配信しています。
よろしくお願いします。









