
七草の日(1月7日)は、
「人日の節句(じんじつのせっく)」と呼ばれる日本の年中行事の一つです。
この日に食べる七草粥には、
その年の無病息災を願うという意味があります。
同時に、正月の祝膳や祝酒で疲れた胃腸を休ませ、
体を整えるための食事でもありました。
一年の始まりに、
体の調子を見直し、無理をせず整える。
七草の日は、そんな日本人らしい節目の考え方が
よく表れている行事だと思います。

#七草の日に考える、日本人が「名前」に願いを込めてきた理由
日本には昔から、
「数」に意味を持たせ、
そこに願いを重ねる文化があります。
七草もその一つですし、
七草をゆでた汁に爪を浸してから切ると
きれいに整うことから、
この日を「七草爪の日」と呼ぶ風習もありました。
体だけでなく、
身だしなみまで整える日だったのです。
そう考えると、
印鑑も少し似ている存在かもしれません。
印鑑は、ただ名前を押す道具ではなく、
人生の節目や大切な場面で使われ、
名前に願いや責任を重ねるためのもの。

#七草の日に考える、日本人が「名前」に願いを込めてきた理由2
実際、代表的な印鑑の素材だけでも
七種類ほどあります。
本柘
黒水牛
オランダ水牛
チタン
牙
竹根
石
素材によって、手触りや重み、印象は異なります。
どれが正解というよりも、
「自分の名前に何を託したいか」で選ばれてきました。
七草の日に体を整えるように、
名前と向き合う時間を持つ。
そんな節目の過ごし方も、
悪くないのかもしれません。

京の印影作家で京印章制作士の井ノ口清一です。
印鑑やハンコのことについて役立つ情報を配信しています。
よろしくお願いします。















