伊勢桧の特徴

◆ 寺社仏閣に使われる格式高い木材

伊勢桧は、伊勢神宮が20年に一度、社殿を建て替える「式年遷宮」の際に、古来より使用されてきた歴史があり、今も伊勢神宮を初めとする寺社仏閣に使われる格式高い木材です。

◆ 強度や性質について

自然の厳しい木曽地域で育つため、年輪が密で非常に強い強度を持ち、丈夫な伊勢桧。その間伐材を更に圧縮加工を行うことで、印鑑に相応しい強度を備えています。木目の模様や色合いは、ひとつひとつ異なりますので、天然素材ならではの個性としてお楽しみください。

◆ 伊勢桧(いせひのき)の保管・お手入れ方法

一般的に木製印鑑は、乾燥や油分に弱いという特徴を持っています。
印鑑の使用後に朱肉がついたまま放置してしまうと、朱肉に含まれる油分が染み込み印面が脆くなって欠けてしまうこともあります。実印や銀行印が欠けてしまうと彫り直さなければならないため、印鑑の使用後は朱肉をきれいに拭き取ってから専用の印鑑ケースに保管するようにしましょう。完全には朱肉の色が落ちないことがあります。程よい朱肉の汚れは印鑑に味がでますので、あまり気にしすぎず無理に汚れを取ろうとしない方が無難です。長年使うことで色合いに味がでるのは、木製印鑑の良いところです。 伊勢桧は、木材系の印材になりますので、ウェットティッシュで印面を拭いたり、水洗いは絶対にお止め下さい。 脆くなり印面が欠ける原因にもなります。