印材の特徴　オランダ柄

牛の角を加工した印鑑としては黒水牛の印鑑が有名ですが、他に芯持オランダ水牛と呼ばれる印鑑があります。

芯持オランダ水牛は黒水牛と似た特徴を持っており、硬さと粘りをもつ欠けにくい印材です。牛の角から切り出されているためタンパク質を主な成分とし、朱肉や紙にとてもよくなじみます。

◆ 全て違う柄のため人気の印材

柄入りは印鑑１本１本すべて違う柄をしており、全体的に濃い色がたくさん入った激しい柄のものから、薄い茶色が少しだけ入った控えめな柄のものまで様々あります。

芯持オランダ水牛の角は個体によって柄がまったく違いますので、多少似ていたとしても完全に同じものはありません。唯一無二という点で、他の方とは違う印鑑を持ちたい方にオススメです。金額は、柄入りよりも白の方が高く、これは白の方がとれる量が少なく希少なためです。男性・女性ともに人気の印材です。

◆ 芯持オランダ水牛印鑑の欠点

芯持オランダ水牛は見た目や性質から非常に人気の高い印材ではありますが、欠点もあります。 芯持オランダ水牛は乾燥に弱く、適切な手入れをしないとひび割れたり形が歪んでしまうことがあります。空気が乾燥しやすい冬季はケースの外に出しておかないようにしましょう。芯持オランダ水牛の主成分はタンパク質であるため、虫に食われてしまうこともあります。必ず印鑑ケースに入れて保管するようにしましょう。

◆ 芯持オランダ水牛印鑑の保管・お手入れ方法

芯持オランダ水牛は乾燥に弱い印材のため、保管する際は必ず専用のケースに入れて保管するようにしましょう。また、直射日光を避けた冷暗所が理想です。

水洗い、ウェットティッシュでのお掃除だけは絶対に行わないで下さい。 印鑑を長くご使用できなくなる可能性があります。