
バレンタインに、名前を贈るという選択
今年もバレンタインデーのハートのハンコを、手書きで作ってみました。
チョコレートの甘い香りが街に広がるこの季節。
「何を贈ろうか」と迷う時間も、バレンタインの大切なひとときです。
でも私は毎年、この時期になると考えます。
想いは、チョコだけに込めなくてもいいのではないかと。
チョコは溶ける。でも、名前は残る。
チョコレートは、やがて食べられてなくなります。
それはそれで素敵なことです。
一瞬の甘さが、記憶に残る。
けれど「名前」は違います。
人生とともに歩み続ける、大切なものです。
契約書に。
通帳に。
人生の節目の書類に。
そのたびに押される印鑑は、
その人の「存在」と「責任」を静かに表します。
だからこそ私は、
“想いを伝える日”であるバレンタインに、
名前と向き合うハンコを作りたくなるのです。

#何度も修正してデザインを筆で書き上げました
手書き文字に宿る、あたたかさ
西野オンライン工房では、既成フォントを使いません。
一文字一文字、手で書き起こしています。
整いすぎた文字ではなく、
呼吸のある文字を。
バレンタイン用に作った今回のハートのハンコも、
「バレンタイン」の文字がやさしく収まるように、
何度も配置を変えながら書き直しました。
ハートの丸みに合わせて、
文字の傾きや間隔を微調整する。
甘くなりすぎないように。
でも、冷たくならないように。
「好き」という気持ちのように、
やさしさと芯の強さを、さりげなく込めています。

#2025年(去年)のバレンタインの作品
想いを“形”にするということ
印鑑は実務の道具です。
けれど本来は、「気持ちを形にする道具」でもあります。
親が子へ贈る印鑑。
夫婦でそろえる印鑑。
新しい人生の門出に用意する印鑑。
名前を彫るということは、
その人の未来を応援することでもあります。
バレンタインは、
「あなたを大切に思っています」と伝える日。
チョコに添えて。
あるいは、チョコの代わりに。
名前という、いちばんその人らしい贈り物を。
早くて安い印鑑は、世の中にたくさんあります。
けれど「待ってでも欲しい」と思っていただける一本を、
今年も変わらず、静かに作っています。
心があたたまる手書き印鑑は、西野オンライン工房へ。
▶ 西野オンライン工房 公式サイト
https://e-nisino.com/

京の印影作家で京印章制作士の井ノ口清一です。
印鑑やハンコのことについて役立つ情報を配信しています。
よろしくお願いします。















