【当店からの回答】
印鑑がきれいに捺印されるにはいくつか要素があります。
基本的に印刷の原理と同じですので
1.朱肉
2.用紙
3.用紙の下敷き
4.印面の具合
5.押し方
となります。
【1.朱肉について】
できるだけ新しいものでシャチハタが出しているエコスなどおすすめです。
何度か使用していて朱肉のインクがかすれているものや
朱肉の表面にほこりが付着したものは
印面に朱肉がのりませんのできれいにうつりません。
また印鑑ケースに内蔵されている簡易朱肉は
本当に緊急用の液体朱肉ですので、まったくきれいにうつりません。
どうしても捺印しないといけない場合の緊急用になります。
【2.用紙について】
表面がつるっとしたものがきれいにうつります。
たとえば 半紙やコクヨの請求書の用紙などです。
コピー用紙など上質紙は表面がよく見るとざらざらとして
凹凸がありますので綺麗にうつりません。
【3.下敷きについて】
用紙の下のものがでこぼこであったり歪んでいたりすると
綺麗に押せません。専用の捺印マットがあればベストですがない場合は
ノートなどフラットで弾力性のあるものをご使用ください。
【4.印面について】
印面が平らになっている必要がございます。
お送りしました新しい印鑑は、当店にて印面保護と艶出しのため
表面にツバキ油が塗ってありますのでティシュでふき取ってもらうか、
印面を紙の上で力を入れずに5回くらいくるくる回していただくと
表面が少し研磨されうつりがよくなります。
また書体によりうつりが異なります。
印相体など太字のものよりテンショ体などの細字のものの方が、
用紙にめり込みやすくなりかすれた朱肉でもきれいにうつります。
また印相体など太字のものはインクがのる面積が大きいのでほこりがついたり
朱肉がのらなかったりで綺麗に押せなかったりしますので、
なるべく新しい朱肉で捺印してください。
【5.押し方について】
朱肉をつけるときは印鑑を朱肉にぐいぐい押しつけるのではなく
女性の方がファンデーションを塗るように印面を朱肉に軽くぽんぽんと
まんべんなくやさしく朱肉をつけます。
そして押す前に印面に朱肉がまんべんなくのって赤くなっているか必ず確認してください。
確認したら向きを決めて(鏡があると便利です。まっすぐ押せます。)
印面を紙に押し付け弧をかくようにぐりぐり押し付けます。そして垂直にぱっと紙から離します。
これで完璧です。