印材の特徴　チタン

印鑑はどうしても素肌で直接触れる機会が多いため、金属アレルギーをもっている人にとっては金属製の印鑑は抵抗がありますよね。しかし、チタンはどんな人でも持つことができる人体にやさしい金属です。チタンはインプラント治療や金属アレルギー用のアクセサリー類にも使われている素材で、誰でも安心して使うことができます。

◆ 耐熱・強度でも安心なチタン

チタンは融点が1668℃と高いため、耐熱性にも非常に優れています。火災における炎の温度はチタンの融点を超えることはないため、印鑑が溶けたり変形したりすることはありません。 一生物の印鑑として選ぶには非常に向いているといえます。

チタンは強度という意味でもかなり丈夫です。ふとした瞬間に印鑑の側面に細かな傷がついてしまうことはありますが、 落としたりぶつけたりしたくらいであれば印影が歪んでしまうような大きな傷になることはありません。 変形が起こりにくく傷もつきにくいとあれば、やはりチタンは大切な印鑑に向いていますね。

◆ チタンはお手入れも簡単

朱肉汚れはもちろん炎の煤や泥汚れが印鑑についてしまったとしても、指や歯ブラシで水洗いすれば簡単に汚れを落とすことができます。 通常、印鑑は決して水洗いしてはならないといわれますが、それは柘や水牛などの印鑑は水で洗うと乾燥する際にひび割れてしまうからです。 チタンの印鑑であればその心配もないため、印鑑として長く使う上では大きなメリットです。 さらにチタンは海水でも錆びることがなく、水害にあった場合でも紛失さえしなければずっと使い続けることができます。

◆ チタンの印鑑の保管方法

チタンの印鑑は傷がつきにくく錆びないという性質を持っているため、手入れも保管も手間がかかりません。 ほかの印鑑が水洗い禁止であるのに対し、チタンの印鑑だけは水洗いしても何の問題もありません。 印鑑が朱肉で汚れたら、その都度指や柔らかい歯ブラシで水洗いしましょう。簡単に汚れを落とすことができます。 保管方法も、きれいに汚れを落として専用の印鑑ケースに入れておけば問題ありません。