
靴下に愛情を込めて。
ハンコ屋は墨絵で応援します。
枕元に靴下をぶら下げ、眠りについたあの夜。朝、目を覚ますとそこには欲しかったおもちゃが置かれていて、胸が高鳴った。
でも、いつからだろう。プレゼントの隠し場所を偶然見つけ、サンタが親だと知ったのは。それでも親の優しさが胸に沁みて、気づいていないふりをした。
今、はんこ屋になった自分は、毎晩遅くまで仕事をしている。ふと、八歳の息子の寝顔を見て思う。サンタクロースの秘密を話すのは、まだまだ先でいい。その夢を守れる限り、靴下に愛情を込めてみよう。
「メリークリスマス」と心でつぶやきながら、今年も深夜の印影を書きながら夜が更けていくだろう。

京の印影作家で京印章制作士の井ノ口清一です。
印鑑やハンコのことについて役立つ情報を配信しています。
よろしくお願いします。





