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実印はどういう時に必要?使う場面と準備・選び方を解説
- 2025/10/27
- 印鑑の基礎知識

回答
実印は、不動産や住宅ローンに関わる手続き、自動車の名義変更、遺産分割協議などで、印鑑証明書とあわせて求められることがあります。必要かどうかは契約内容や手続きによって異なるため、提出先に確認しましょう。購入した印鑑は、市区町村で印鑑登録をして初めて実印になります。
本店Q&Aに寄せられた「実印はどういう時に使いますか」というご質問に、印鑑職人の視点からお答えします。
「実印はどういう時に必要なのか」「急に用意することになったら、何から始めればよいのか」。初めての方が迷いやすい使い道と準備、長く使う一本の選び方をまとめました。
実印はどういう時に必要?主に使う4つの場面
デジタル化で押印の機会は変化していますが、実印や印鑑証明書を用意する場面は今もあります。ただし、大きな契約なら必ず実印が必要、というわけではありません。同じ目的の手続きでも、契約方式や本人確認の方法によって必要なものが変わります。
1.不動産の売買や住宅ローンに関わる手続き
家や土地の売買、住宅ローンなどに関連して、実印の押印や印鑑証明書の提出を求められることがあります。売主・買主の立場や登記の内容、金融機関の手続きによって異なりますので、不動産会社や金融機関、担当の司法書士に必要書類を確認してください。
なお、電子契約では契約書への押印が不要となる場合もあります。「家を買うから実印が絶対に要る」と決めつけず、どの書類に、どの印鑑が必要かを確かめると準備がスムーズです。
2.自動車の購入に伴う登録や名義変更
登録自動車の名義変更では、譲渡証明書や委任状への実印の押印、印鑑証明書の提出が必要になる場合があります。車検証上の所有者と使用者が違うケースもあるため、販売店や手続きを依頼する窓口の案内に沿って準備しましょう。
軽自動車は登録自動車と手続きが異なります。車を買う・譲る場合でも、必要書類をひとまとめに考えないことが大切です。
3.相続の際の遺産分割協議
相続人で遺産の分け方を話し合い、遺産分割協議書を作る場合には、実印や印鑑証明書が求められることがあります。法務省の相続登記の案内でも、遺産分割協議書への実印の押印と、印鑑証明書の添付が説明されています。
相続の手続きは、遺言の有無や財産の種類、進め方によって異なります。銀行などへの提出書類も含め、担当窓口や専門家へ確認してください。
4.公正証書などの本人確認・代理手続き
公正証書を作る際などに、実印と印鑑登録証明書を本人確認資料として使うことがあります。一方、公正証書遺言では、運転免許証やマイナンバーカードなどの顔写真付き身分証明書を本人確認に使える場合もあります。
「公正証書には必ず実印」と一律には言えません。本人が出向くのか、代理人が手続きするのかも含め、事前に公証役場に相談しましょう。
実印・銀行印・認印は、何が違う?
- 実印:市区町村で印鑑登録をした印鑑。登録された印影を証明する印鑑証明書とあわせて使う場面があります。
- 銀行印:金融機関に届け出た印鑑。預貯金などの手続きで、その金融機関の案内に従って使用します。
- 認印:日常の確認などに使う印鑑。受け取り側が求める条件に合わせて選びます。
値段や素材だけで「実印」「銀行印」が決まるのではなく、どこに登録・届け出をして、何に使うのかが違います。詳しくは本店Q&Aの実印とは、銀行印とは、認印とはをご覧ください。
実印が必要になったら、使用日から逆算して準備する
- 提出先に確認する
使用日、押印する書類、印鑑証明書の必要通数と発行日の条件を確認します。 - 印鑑を用意する
すでに登録した印鑑があれば、その印鑑かどうかを確認します。新しく作る場合は、お住まいの自治体の登録条件と、制作・配送にかかる日数を確認しましょう。 - 市区町村で印鑑登録をする
新しい印鑑を購入しただけでは、印鑑証明書は取得できません。必要な本人確認書類や受付方法を、自治体の案内で確かめて手続きします。 - 印鑑証明書を取得する
提出先の指定に合った時期に取得し、登録した印鑑と必要書類をそろえます。
印鑑登録がその日に終わるかどうかは、申請方法や本人確認書類などによって異なります。印鑑の到着日だけでなく、登録と証明書の取得に使う時間も見込んでおくと安心です。
手続きの流れは、実印の作り方と登録の準備でもご案内しています。
初めての実印は、サイズと文字の表情から選ぶ
一度きりの書類のために急いで買うより、これからの節目でも大切に使いたいと思える一本を選んでみませんか。持ちやすさや印材の質感に加えて、ご自身のお名前がどのような文字で表現されるかも、選ぶ楽しみの一つです。
当店でよく選ばれる実印のサイズ
西野オンライン工房では、男性は直径18mm・16.5mm、女性は15mm・13.5mmがよく選ばれています。性別による決まりではありませんので、お名前の文字数や持ちやすさ、お好みに合わせてお選びください。登録できる印鑑の条件は、お住まいの自治体でも確認しましょう。
お名前のために描く、手書き文字を選ぶ
当工房では、ご注文ごとにお名前の構成を見て、筆で一から文字を描きます。フォントや登録済みの手書き文字を使い回さず、線の流れや余白まで考えてデザインし、京都の熟練職人が丁寧に仕上げます。
大切にしているのは、手書き文字であることだけでなく、誰が書くかということ。書き手の顔と作風が見える工房として、ご自身が納得できる印影選びをお手伝いします。
当店で人気の独自書体「幸せ舞い込む流線印相体」は、上向きに流れる曲線に願いを込めた手書き印影書体です。手書き文字の制作方法と印影の表情、手仕上げの彫刻へのこだわりも、ぜひご覧ください。
実印のご注文は、必要な日に余裕を持って
実印は、毎日のように使う印鑑ではないかもしれません。それでも、大切な決断の場面で取り出すときに「この一本を選んでよかった」と感じていただけるよう、当工房では一本ずつ丁寧に制作しています。
ご注文は、実印の商品ページで印材・サイズ・書体を選び、彫刻するお名前をご指定ください。迷われる場合は、用途、使用予定日、ご希望のサイズや雰囲気を添えて、お気軽にご相談ください。
制作日数は商品やご注文状況によって変わります。特に年末から春にかけてはご注文が集中し、納期が1か月以上となる場合もあります。使用日が決まっている方は、ご注文前に最新の納期をご確認ください。
実印を使う前によくあるご質問
成人・就職したら、すぐに実印が必要ですか?
成人や就職だけで、一律に実印が必要になるわけではありません。具体的な使用予定があれば必要書類を確認しましょう。時間に余裕のあるうちに、自分のための一本やお祝いの贈り物として選んでおく方法もあります。
印鑑証明書には有効期限がありますか?
提出先や手続きによって「発行から3か月以内」などの条件が設けられることがあります。すべての手続きで同じ期限とは限りませんので、先に確認してから取得しましょう。
実印を作れば、役所への登録も済んでいますか?
済んでいません。当店でお届けするのは印鑑です。実印として使うための印鑑登録は、ご自身でお住まいの市区町村へ申請してください。
本記事は一般的な使用場面のご案内です。必要書類や条件は、提出先・自治体・契約方法によって異なります。個別の手続きは、各窓口の最新の案内をご確認ください。
参考情報






















